ストーマについての「これだけは知っておきたい!」という“基礎のギモン”から、現場から寄せらた“実践的なギモン”までお答えします。今回はがん薬物療法中の皮膚トラブルへのケアについて解説します。
この記事は『エキスパートナース』2022年7月号特集を再構成したものです。
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保湿剤などの見直しと、副作用によっては治療も必要
がん薬物療法中の皮膚トラブルについては、殺細胞性抗がん薬では、フルオロウラシル投与中のドライスキン、カペシタビンによる手足症候群などを想定します。
分子標的薬では、セツキシマブやパニツムマブのざ瘡様皮疹、レゴラフェニブやベバシズマブなどの手足症候群が想定できます。
そして、免疫チェックポイント阻害薬では、ニボルマブやイピリムマブでドライスキンや免疫関連副作用(irAE)としての発疹(図1)などが想定されます。
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