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眉の描き方は?つけまつ毛で気をつけることは?【ナースが進めるアピアランスケア:第10回】
【第1回】ケアを行う際の心構え【第9回】洗髪やパーマはいつからできる?「アピアランスケア」の関連記事はこちら Q. 眉の描き方は?つけまつ毛をつける際に気をつけることは?ひとこと回答眉は、眉頭・眉尻・眉山の位置を決めて描きます。つけまつ毛をつける際は、低刺激の接着剤を使いましょう。 眉頭、眉尻、眉山の順に位置を決める 眉は、表情を大きく左右します。眉の脱毛が始まる前から描く練習を始めたり、自分の顔写真を撮ったりしておくとイメージしやすく、いつでも確認することができます。 眉を描くとき、まずは眉頭、次に眉尻、最後に眉山の位置を決めます(図1)1。3点が決まったら、①眉山から眉尻、②眉頭と眉山の中央あたりから眉山へ向けて、③眉頭から残りの順で短いタッチで眉を描き、仕上げにブラシでぼかすようにすると自然に仕上がります(図2)1。 図1 眉のプロポーション このブロック以降のコンテンツは非表示になります ①眉を上に動かしたときに上がる部分(しわがつく部分)から下に眉を描くイメージで、目頭の真上に眉頭を置く。②眉尻は、小鼻と目尻を結んだ延長線上で、高さは眉頭と同じにする。③眉頭と眉尻を結んだ2/3あたり(白目の終わりあたり)に眉山を置く。(文献1を一部改変して引用) 図2 眉の描き方 ①眉山から眉尻、②眉頭と眉山の中央あたりから眉山へ向けて、③眉頭から残りの順で短いタッチで眉を描く。(文献1を一部改変して引用) 男性の場合は、アイブローペンシルとアイブローパウダーを組み合わせて眉毛を描くと自然に見えます(図3)1。 人のまゆ毛はもともと左右対称ではありません。無理にきれいな形に均一に描こうとしないこともコツの1つです。 図3 男性の眉の描き方 ①眉を描く位置は、アイホール(眼球が入っているくぼみの部分)に人差し指、中指、薬指の指先を当て、そこから指先1本分上が目安になる。 ②女性の場合と同じように眉頭・眉山・眉尻の3点を決め、その3点を2~3㎜の縦線でつなぐ。眉山の高さをあまり出さずに直線的なイメージで描くと男性的な眉になる。 ③パウダータイプのアイブローで眉に太さをつけながら自然にぼかす。④最後にブラシまたは綿棒で軽くぼかすと自然に見える。(文献1を一部改変して引用) つけまつ毛には低刺激の接着剤を使う 脱毛している時期は、肌が敏感になっている時期なので、つけまつ毛をつける際は、低刺激の接着剤の使用がお勧めです。しかし、普段からつけまつ毛を使っていない方には難しい場合もあります。まつ毛が抜けて、目元の印象をはっきりしたいときには、目の際にアイシャドウをつけることでも改善します。 まつ毛が抜けてまぶしい場合やゴミが入りやすい場合には、眼鏡をかけることで防ぐことができます。 引用文献1.SVENSONホームページ:脱毛・外見ケアマニュアル.https://ladys.svenson.co.jp/web-catalog_hospital/(2020.7.2アクセス) 参考文献1.一般社団法人アピアランス・サポート東京ホームページ:脱毛と準備のケア.https://app-sup.com/care/(2020.8.20アクセス) 2.東京都保健医療局ホームページ:がん患者および家族一般都民向けの正しいアピアランスケアの情報. https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/gan_portal/chiryou/apiaranncecare/appearancecare.html(2024.7.2アクセス) 抗がん剤による皮膚障害や爪囲炎は、いつから起こる?いつ治る?【ナースが進めるアピアランスケア:第11回】(11月27日配信予定) この記事は『エキスパートナース』2020年10月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
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回復過程における重症外傷患者さん[後編]研究結果からみる実施したいケア【看護研究からわかる患者さんのこころの中:第18回】
【第1回】不穏・興奮・せん妄などを呈する患者さん[前編]研究から明らかになったこと【第17回】回復過程における重症外傷患者さん[前編]研究から明らかになったこと 回復過程に応じて、コントロール感を維持したり高めたりできるようにかかわる ケアのポイント●事故直後は、患者さんが自分の思いを伝えられないことを理解する●患者さんが自分でできることは、可能な限り自分で行えるよう、忍耐強く見守る●患者さんが傷つきやすいことを気に留めながら、回復を見守る 患者さんが自分の思いを伝えられないことを理解し、コントロール感を支える 患者さんの社会復帰を妨げているのは、事故の衝撃や、身体の一部または機能の喪失、さらには救命のために行われる侵襲的な治療の体験が引き金となって、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを生じた結果、コントロール感が低下し、病的な恐怖や不安、抑うつが発生するためです。 患者さんが自身のコントロール感を維持したり高めたりするために、看護師ができるケアとして以下が挙げられます。 このブロック以降のコンテンツは非表示になります 表1 重症外傷患者さんのコントロール感とそれを支える看護支援のポイント2 ①苦痛や恐怖から逃れる●声に出せない思いや欲求の表出を助ける・表情や呼吸様式などから苦痛を読み取り、「○○が痛くはありませんか?」「息苦しいですか?」などの質問をして、思いを確認する●脅威となっている痛みや息苦しさが緩和されるようにする・苦痛を代弁して、医師に伝える・深呼吸を促すなど、そばについて不安を和らげる ②大切な人との絆を支えに現実に向き合う●緊急事態について、すみやかに大切な人に伝達する・この状況を伝えたい相手がいるかを尋ねたり、家族が病院に向かっている等の情報を伝えたりする●自分の居場所や日時がわかるような工夫をする・カレンダーや時計を患者さんから見える場所に置き、昼夜の区別がつくよう病室の照明やレイアウトを検討する・新聞やテレビ、ラジオなど世の中の情報に触れられるようにする ③援助者に体を委ねて現実を傍観する●責任をもってケアを提供しているという姿勢を示す・その日の受け持ち看護師やケアに入る看護師は、必ず名前を名乗り、自分が行うことを伝えてから実施する●体の変調に備えながら、細心の注意を払ってケアする・ケア中に、循環変動を生じることや、体位を変えることで痛みを生じることを想定し、表情やバイタルサインの変化をモニタリングしながらケアを行う ④腰を据えてできごとを振り返り整理する●そこがその人の居場所であることに配慮する・カーテンレールで区切られた範囲はその人のパーソナルスペースであることを認識し、声をかけてからカーテンを開け、そこに入るようにする●脅威となりうるものを患者さんから遠ざける・痛みや恐怖を連想するような治療機器が、むやみに患者さんの視野に入らないよう配置を考慮する・脅威となる物言いをする可能性のある家族、面会者、医療者の入室制限や、入室時の立ち会いをする●欲している情報を繰り返していねいに伝える・事故に遭った患者さんなどには、傷がいまどんな状況なのか、昨日医師から説明された内容はどんなことだったかなど、ニーズに応じて何度でも説明する●聞くことの心の準備ができるまで情報を留め置きする・衝撃的な事実(例えば、救命のために身体の一部を喪失していることなど)は、患者さんが聞くことのできる心理準備状態になってから段階的に伝える ⑤自らに課された仕事をこなす●意思表示のサインにすみやかに反応する・遠慮して口に出せない欲求を、表情やしぐさから先読みし、確認する●安易に手を貸さないで根気強く見守る・車椅子への移乗などは、できるだけ自力で行ってもらう●1人の人間として関心をもち、よき話し相手になる・趣味や関心事など、その人個人が関心をもっていることから共通の話題を見つけて対話する●課題をこなすことで、期待できる成果を示す・傷の治療やリハビリなど、それらが完了したときの成果を説明し、イメージがもてるようにする●心地よさをもたらすケアを提供する・清潔ケアやマッサージなどを、“癒し”となるよう意識して実施する●納得できるまで医師とやりとりできる機会や場を調整する・治療方法の選択や、現在の状況説明など、医師との対話ができるように場所と時間の設定をしたり、患者さんの聞きたいことを代弁したりする ⑥手を借りながら自分のペースで生活を組み立てる●欲している援助を先読みして提供を申し出る・排泄ケアなど、頼みにくい援助を予測し、看護師のほうから提案する●可能な限り環境や予定を自分で操縦できるようにする・スケジュール調整を患者さんに決めてもらう●療養中にできる娯楽を提案し、その実現を援助する・可能な範囲で、病院内での散歩、テレビの視聴、読書などを提案し、必要な手続きや段取りを行う ⑦元の生活を試行する●面会の機会を保証し、面会者を気遣う・患者さんにとって大切な人の時間外面会に臨機応変に対応し、また面会者が座って面会できるように椅子などを提供する●家族に回復した姿を見せるのを手伝う・起き上がれるようになったり、歩行が許可されたりしたとき、その姿を家族に見せ、家族にも回復感を共有してもらえるよう手助けする●回復した体で初めて試みる動作に付き添い見守る・歩行許可が出た際などに、患者が自力で歩くことを尊重しつつ、急変対応への備えをして付き添う●元の生活に戻るための課題を見出す機会を設ける・退院後の生活で経験するであろう、環境の段差や、食生活などを想起してもらい、対応策を検討してもらう●外部社会とのやりとりや情報収集を手助けする・退院先候補の情報、自主的にできるリハビリや栄養関連のこと、身体障害者認定の手続き方法など、情報提供や情報源へのアクセスを支援する(文献1より引用、一部改変) 1)伝えられない思いを読み取る(表1-①②)1 救急初療室では、意識がないか、事故の衝撃で放心しているように見える患者さんの多くが、じつは「こうしてほしい」という思いを念じていながら、自分の思いを率直に伝えられないでいることが明らかになりました。 看護師は、患者さんが心に留めている感情を引き出し応答すること、耐え難い恐怖感や苦痛を代弁して医師に伝えて緩和策がなされるようにする、大切な人との絆を守るつなぎになるべくメッセンジャーとなる、および患者さんが自力ではやり遂げられない行動を手助けすることにより、患者さんの切実な欲求をオープンにし、支援につなげることができます。 2)患者さんが自らの状況を理解し、 行動するための手はずを整えることを支援する(表1-③⑥)1 生命の危機状況を脱した患者さんは、現状を正確に知り、自分主導の生活を取り戻そうとします。現状を知ることは、ときには身体の一部を喪失しているなどのつらい事実に向き合うことも含まれます。 そのため看護師は、関係者の安易な発言などにより、心の準備ができていない状況でバッドニュースを聞くことから患者さんを擁護することが必要です。 また患者さんは、受け身の姿勢から脱却し、自分にできることは自分でやるという意識に切り替わっていきます。看護師は、患者さんが現在の身体状況や境遇についての理解が進むよう支援し、患者さん自らの意思で行動する機会を拡げる手立てとして、スケジュール調整を患者さんに可能な範囲で決めてもらうようにします。 一方で患者ワークに取り組みたくとも自力ではできず葛藤を感じている患者さんもいます。 患者さんがベッドから車椅子に移乗する際など、忙しい看護師はとかく手を出してしまいがちですが、看護師側も忍耐強く見守って、課題に取りかかりあう姿勢を支持することが大切です。 3)傷つきやすさを気に留めながら、回復を見守る(表1-⑦)1 全回復過程において、患者さんが傷つきやすいことを気に留めながら回復を見守る姿勢が、前述の看護支援をより効果のあるものへと導きます。 誰かに見守られているという認識がもてることで、患者さんは苦境を乗り越えるためにがんばれるのです。 引用文献1.佐々木吉子:重症外傷患者の回復過程におけるコントロール感の推移と看護師のケアリングに関する研究.お茶の水医学雑誌 2005;53(1・2):23-40. 参考文献1.Mineka S,Kelly KA:コントロールの喪失と不安.Steptoe A,Appels A 著,津田彰監訳:ストレス、健康とパーソナル・コントロール.二瓶社,東京,1995:179-206. パーキンソン病の患者さん[前編]研究から明らかになったこと【看護研究からわかる患者さんのこころの中:第19回】(11月26日配信予定) この記事は『エキスパートナース』2016年12月号連載を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
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がん化学療法・緩和ケア①閉鎖式薬物移送システム【モノで変わった!看護ケア:第13回】
【第1回】救急ケア①AED【第12回】外科(術後)ケア③開放型酸素投与システム「モノで変わった!看護ケア」シリーズの記事はこちら 職業曝露を防ぐために開発された閉鎖式薬物移送システム 抗がん剤の副作用として、正常な細胞にも影響があることは広く知られています。抗がん剤を取り扱う医療従事者の曝露(職業曝露)を防ぐ目的で開発されたのが「閉鎖式薬物移送システム」です。 化学療法を実施する際の、さまざまな場面に対応した製品が開発されています。 薬剤の注入圧を調整しエアロゾル現象を予防 抗がん剤の調製時には薬剤の注入圧を調整し、エアロゾル現象(薬液の霧状の噴出)を予防しながら、バイアルから薬液を吸い上げ、輸液バッグへの混注を行います(図1-①②)。 抗がん剤と輸液セットの接続はバッグスパイクと専用の輸液セットを用いて行い、抗がん剤を投与します。接続部分の天面同士は薬剤が触れにくい構造となっています。 このブロック以降のコンテンツは非表示になります これらを正しく使用することで、調製から投与までを安全に行うことができ、医療者の安全だけでなく、患者・家族や、場合によっては他の人を曝露から守ることへとつながります。 導入時には患者も、見慣れないものが増えてとまどいもありました。その際には私たち医療者が使用目的を説明することで、医療者側の安全も理解してくださるとともに、自分自身の治療や家族の安全への配慮がされていることに安心されています。 図1 閉鎖式薬物移送システムの例(使用の組み合わせは一例) 接続操作を練習しておくことも大切 これらのシステムを導入することで、ふだん使用している輸液ライン等とは接続の方法が異なってくる場合があります(図2)。 図2 BD ファシール™インジェクタ ルアーロックの接続方法(側管注の場合) また、輸液ラインは閉鎖式ですが、穿刺針までは一体化ではありません。接続が不完全だったり、無理に力を加えたりすると破損してしまう場合もあります。接続操作に不安がある場合や初めて扱う場合には、あらかじめ練習しておくことが大切です。院内の学習会等で、実際に接続部のパーツを使って体験してもらうこともお勧めです。 構造を理解して、正しく、安全に使用しましょう。自分自身の安全を守ることは、医療者としては大切な意識です。 ほかにも、輸液管理の基本も忘れてはなりません。針刺入部や周囲皮膚の異常や痛みの有無、接続部のゆるみや滴下の状況(落ちムラがないか)など、観察を必ず行いましょう。 参考文献1.日本ベクトン・ディッキンソン株式会社:BDファシール™システム取扱説明書.2.テルモ株式会社:ケモセーフ®取扱説明書.3.株式会社パルメディカル:ChemoCLAVE取扱説明書. がん化学療法・緩和ケア②携帯型ディスポーザブル注入ポンプ【モノで変わった!看護ケア:第14回】(11月26日配信予定) この記事は『エキスパートナース』2015年7月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
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