なかなか教科書どおりにいかない褥瘡・創傷ケア。現場のナースが「本当に聞きたかったギモン」を解説しています。豊富な症例写真とともに、ケアのポイントを紹介します。

【第1回】クッションで骨突出部の褥瘡を予防

〈目次〉
・骨突出が著明なときは褥瘡リスクが高い
褥瘡予防のためのクッションの選び方

【第2回】エアマットレスで骨突出部の褥瘡を予防

〈目次〉
・褥瘡予防のためのエアマットレスの選び方

【第3回】骨突出時の皮膚のケア

〈目次〉
脆弱な皮膚の保護のため、摩擦・ずれの予防ケアを行う
 ・保湿・撥水効果のあるクリームで保護
 ・ずれ予防のためのポジショニンググローブ

【第4回】洗浄と保湿で浮腫をケア

〈目次〉
皮脂を取り過ぎないように洗い、伸びのよいクリームで保湿
 ・褥瘡・創傷ケア:洗浄のポイント
 ・褥瘡・創傷ケア:保湿のポイント

【第5回】靴下で浮腫のある皮膚を保護

〈目次〉
・摩擦やずれから皮膚を保護する靴下の選び方

【第6回】クッションで浮腫のある足をサポート

〈目次〉
・やわらかいクッションで浮腫をある足をサポート

【第7回】浸軟による皮膚トラブルの予防方法

〈目次〉
・皮膚の浸軟による皮膚トラブルを防ぐために
 ・排泄物の皮膚への付着を撥水クリームで予防する
 ・おむつの重ね使いを見直す

【第8回】足の血流改善のケア

〈目次〉
末梢循環改善のため、足浴を実施する
 ・足浴実施時のポイント
 ・ベッド上での足浴のしかた
末梢を被覆して保温し、ポジショニングを行う

【第9回】脊髄損傷、半身麻痺の場合の予防

〈目次〉
・体圧分散寝具を見直し、ポジショニングは掲示して共有する
・麻痺側が下になる場合、循環不良に注意して支える
・膝関節・股関節の拘縮時は、“腓骨”と“坐骨”の骨突出に注意
・知覚異常がある場合、“面で広く”触れて支える

【第10回】改定 DESIGN-R® 2020を用いた褥瘡の評価

〈目次〉
・褥瘡の深さによる評価
・反応性充血(d0)とd1褥瘡をどう見分ける?
・d2褥瘡とD3褥瘡をどう見分ける?
・D3褥瘡とD4褥瘡をどう見分ける?

【第11回】皮膚状態の鑑別と対応

〈目次〉
・色素沈着した皮膚に起こっている(いた)こと
・瘢痕治癒した皮膚に起こっていること
・このような皮膚を発見したら?

【第12回】仙骨部の評価スケールd1のケア

〈目次〉
・高機能エアマットレスにより、全身の除圧をする
・体位変換により、局所の除圧をする
・必要時は、特殊なドレッシング材で保護する

 ・仙骨部の発赤への対応
 ・踵など、その他の骨突出部への対応

【第13回】尾骨部の評価スケールd1のケア

〈目次〉
剥離刺激が少なく、上から観察可能なドレッシング材を選ぶ
脆弱な皮膚の場合は、外用薬で保護する

【第14回】踵部の評価スケールd1のケア

〈目次〉
踵を浮かせることを徹底し、必要時はウレタンフォームを追加する

【第15回】ICU患者の評価スケールd1のケア

〈目次〉
・観察ができるよう、透明なドレッシング材で被覆する
・スモールチェンジで圧を分散する
・皮膚保護パッドを使用する

【第16回】仙骨部の評価スケールd2のケア

〈目次〉
・抗炎症作用があり油脂性基剤のアズノール®軟膏を用いる
 ・湿潤の保持を目的とした軟膏の選択
 ・ガーゼとテープの選択
 ・ケアの頻度

【17回】水疱が破れ、皮弁がある場合のケア

〈目次〉
皮弁がある場合、もとの位置に戻して固定する
 ・ドレッシング材で固定する
 ・ドレッシング材を貼付する際のポイント

【第18回】尾骨部の評価スケールd2のケア

〈目次〉
・おむつ着用の場合
 ・透明で観察ができ、剥離刺激の少ないドレッシング材を貼る
・不安定な座位姿勢によるずれが原因の場合
・亜鉛華軟膏で、創を保護して収縮を促す

【第19回】失禁により浸軟した皮膚のケア

〈目次〉
・ポリウレタンフォーム材で、湿潤バランスを整える
・創周囲皮膚を、撥水クリームや皮膚被膜剤で保護する
・失禁等の影響を考慮しながら、浸軟予防のケアをする

【第20回】排泄物で浸軟した皮膚のケア

〈目次〉
・排泄物で浸軟した皮膚へのケア(尾骨部のD3褥瘡)
 ・創周囲を保護し、排泄物を接触させないようにする
 ・排泄物による汚染は、そのつど洗浄し、軟膏を塗布する

【第21回】ギプス辺縁のMDRPUのケア

〈目次〉
・下肢全体をクッションで支え、体圧が集中するのを避ける
・可能であれば、ギプスシーネに変えて観察しやすくする
・創部は洗浄し、ポリウレタンフォームドレッシング材で保護

【第22回】踵部の表皮欠損の対応

〈目次〉
・創面をソフトシリコン素材のドレッシング材で保護する

【第23回】水疱があるMDRPUの場合のケア

〈目次〉
・原因となった用品を、別のものに変えられないか検討する
・ポリウレタンフィルムで、水疱が破綻しないよう保護する

【第24回】尾骨部の評価スケールd2、d3のケア

〈目次〉
・変形が少なくなるよう、周辺組織や創面を固定する
 ・評価とケアのしかた
 ・ドレッシング材の貼り方

【第25回】脊椎部と肋骨部のケア方法

〈目次〉
・軟膏で壊死組織の除去を促し、ドレッシング材で保護する

【第26回】スキン-テアの予防と対処法

〈目次〉
・スキン-テアとは
・スキン-テアの予防方法

 ・リスクの評価と保湿ケア
 ・皮膚の保護とケアの工夫
・スキン-テア発生後の対応

【第27回】IAD(失禁関連皮膚炎)の鑑別方法

〈目次〉
・IADとは(定義、評価方法)
・IADと褥瘡の違い

 ・臀部の創傷=褥瘡とは限らない
 ・IADと褥瘡の見分け方
・症例でみるIADのケア
 ・皮膚の保護
 ・排泄物の付着による浸軟の予防

【第28回】MDRPU(医療関連機器褥瘡)とは?

〈目次〉
・MDRPUとは
・効果的かつMDRPUを起こさないマスクフィッティングとは

 ・よいマスクフィッティングのコツ
 ・リークはあったほうがいい!?
 ・皮膚保護材は、どこに貼ればいい?
 ・MDRPU が発生してしまったら!?

【第29回】患者の状態に合わせた体位交換

〈目次〉
・ICU入室患者さんの特徴を考える
・何に重点を置くかで、適した体位が変わることも
・優先度を加味したケアの選択を
・ICU入室患者さんへの体位変換時のポイント

【最終回】終末期患者のケアの考え方

〈目次〉
・患者さんの予後を踏まえて、ケアの方針を考える
・具体的な進め方

 事例:緩和ケアも褥瘡治療も! 患者さんの QOL を考えて検討