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看護師の委員会活動Q&A:効率化のための時短術、楽しむためのコツは?
委員会活動について、看護師が気になっていることをピックアップ。希望の委員会で活躍する方法や、効率化するための時短術など、委員会活動を前向きに進めるためのヒントをお伝えします。 〈目次〉●希望の委員会で活動するには?●委員会がない職場はある?●委員会活動のなかで実行力・発言力をつけるには?●委員会を楽しむコツは?●委員会活動効率化のための時間短縮術は? 希望の委員会で活動するには? Q. 委員会って自分では選べないと思うのですが、どうせやるなら希望する委員会で活動したいです。何かよい方法はないでしょうか。A.上司に「この委員会で活動したい」という意思表明をしていきましょう! 「どうせやるなら希望する委員会で活動したい」という気持ちは大切です。将来、看護師としてのキャリアパスはおもちですか? 例えば、「がん看護に取り組みたい」「災害看護に取り組みたい」など、漠然としていてもよいと思います。そこから、今働いている部署との関連性を考えます。関係の深いところで働いている場合は、その部署で日々の業務が将来の自分につながっていくようなイメージで働くとよいと思います。上司に、自分のキャリアパスをしっかり伝えて、○○委員会で活動したいと伝えてみてはいかがでしょうか。委員会の参加者を上司に選ばれて決めるのではなく、「自分から志願した人で決まっていく」という組織文化に変えていきたいものです。 専門看護師、認定看護師になる・ならないはともかく、その分野の委員会活動のなかでエキスパートと話ができるチャンスを得ることはできます。自分から積極的に質問できる機会にも恵まれます。看護師が患者さんの変化に興味や関心をもち、健康の回復のためにはたらきかけることにワクワクできれば、患者さんも積極的に治療に参加してくれそうですね。 委員会がない職場はある? Q. いくらラクだとしても、看護師としての業務以外で時間を割かれるのはイヤです。委員会のない職場というのはあるのでしょうか。A.「委員会がない職場」は、基本的にはないと思ってください。「やらない方法」を考える時間を、「楽しく活動するための方法」を考える時間にしていきましょう! 病院には、医療安全に関する委員会や感染対策に関する委員会など、法律上、設置することが義務づけられているものがあります。委員会の多くは、縦割りになりがちな病院組織のなかで、多職種横断的に位置づけられています。 よって、“委員会のない職場”というのは、委員会の設置が不要な施設ということになります。そのような施設はありえるでしょうか。例えば、訪問看護ステーションなど小さな規模で運営している施設も地域との連携が必要になってきますので、委員会は必要です。 委員会がないというのは、患者さんや家族にとってよい環境といえるのかと逆説的に考えてもらってもよいかと思います。 ただし、何度も繰り返しますが、ひと言も意見を述べず、資料に書いてあることをひたすら読み上げるだけの委員会は、委員会の進行方法を改善したほうがよいと思います。本当に、貴重な時間をむだに費やされる思いになりますね。 委員会活動のなかで実行力・発言力をつけるには? Q. 活動の成果を看護の組織づくりや病院組織につなげる、「ただ開催しているだけの委員会」にしないための“実行力”“発言力”のつけかたを教えてください。A.“同志”を探し出して、まずはそこからはじめていきましょう! 「ただ開催しているだけの委員会」、聞いただけでもぞっとしますね(笑)。 委員会の運営方法について、今まさに委員会に参加している読者のみなさんがたは、小学生や中学生のころにアクティブラーニングで学び、看護大学や看護専門学校の学生のころにプロジェクト学習などを経験されているのではないでしょうか。1人でも多く、新しい方法で主体的に参加できる方法を知っている人を探し出し、まずは、複数人で提案してみるというのはいかがでしょうか。 このブロック以降のコンテンツは非表示になります 1人でも意見を言える人というのも大事なことですが、他者に共感をしてもらえるような会話をしたうえで、委員会の委員長に進め方の見直しを提案してみましょう。新しい学び方を経験してきた人たちが中堅になってきていると思いますので、ぜひ新しい会議の進め方を提案してください! 活動の成果を、何かしらの変化につなげる方法に関しては、委員会活動を通じて見えてきた「病院のここを変えるべき」という点をタブレット端末などにまとめてプレゼンテーションしてみてはいかがでしょうか(相手のプライドを傷つけないように配慮することも大切です)。 委員会を楽しむコツは? Q. 委員会活動を「楽しい!」と感じられるようになるコツや、メンバーが嫌々の参加にならないようなコツがあれば知りたいです。A.参加者の誰もが、「自分の発言が委員会に貢献した」と実感できるような空間づくりをめざしましょう! 委員会活動を「楽しい!」と感じられるようになることは、必ず患者さんや家族、職員にとっても「よかった!」と思ってもらえることに直結します。主体的に委員会に参加し、自分の意見が反映され、貢献できている実感がもてるようになることが大事です。 資料が配布され、誰かがそれ読み上げているだけで、参加者は意見を言う機会もなく終わったらそれぞれの病棟に戻っていく、という運営では、「楽しい!」とはいえません。多職種とアイスブレイク(研修など特定の目的で集まった集団において、緊張を緩和し、目的達成に向けた積極的かかわりを促す雰囲気づくりのこと)をしてから、バズセッション(“バズ”とはハチのブンブンという羽音のこと。参加者が4~6名程度のグループに分かれて自由に意見を出し合い、その後代表者が全体に向けて内容を発表する)で意見を言い合い、その内容を全体で共有します。 委員会活動を通して、いろいろ相談できる人と出会うというのも大切です。人のつながりは思わぬ形で恩恵として返ってくることがあります。ただし、このような多職種が集う場で絶対に守るべきことが、3つあります。 ①病院や施設の悪口を言わない②うわさ話や特定の人を攻撃しない③人の意見を、まずは否定せず最後まで聴く この3つを守っていれば、「楽しい」と思えることが多くなります。人が集まれば、①や②をやってしまいそうになりますが、そもそも誰かのせいにすることによって「楽しい」という感覚が生まれることはありません。心理的安全性のある集団を、自らつくっていくことが大切です。 委員会活動効率化のための時間短縮術は? Q. 時間外に委員会に関する業務はしたくありません。みなさん、通常業務の合間をぬって時間をやりくりしていると思うのですが、効率化のため、どういう工夫があるでしょうか?A.デバイスやAIなどを、個人情報の取り扱いに注意しながら活用して効率化の工夫を行っていきましょう! 効率化の工夫は大切ですね。スマートフォンの機能(録音・録画・文字起こし・要約など)や言語生成系AI(たたき台資料の作成、文字起こしした内容のポイントをまとめてもらうなど)の活用をおすすめします。 ポイントは、何かとめんどうな「話し合った内容をまとめる」「何かのたたき台を作成する」という作業を手作業でしないことです。 ただし、情報の漏洩のないように個人のスマホやパソコンを使わないように、またAIへ入力する内容にも十分注意しましょう。 参考文献1.全日本病院協会ホームページ:みんなの医療ガイド 病院の機能と組織.https://www.ajha.or.jp/guide/6.html(2026.3.10アクセス)2.厚生労働省:資料 医療安全に関する体制について.https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1118-8g.pdf(2026.3.10アクセス)3.厚生労働省:令和6年度診療報酬改定の概要 【ポストコロナにおける感染症対策】.https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001224802.pdf(2026.3.10アクセス)4.日本看護協会ホームページ:認定看護師.https://www.nurse.or.jp/nursing/qualification/vision/cn/index.html(2026.3.10アクセス)5.尾原和啓:モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書.幻冬舎,東京,2017. この記事を読んだ方におすすめ●看護現場で役立つ生成AI活用法:看護記録作成、文献検索を効率化●生成AIを使いこなすために重要な「プロンプト」●「勉強会担当になった!」そんな看護師におすすめの実践的な本●そのほかの連載はこちら ※この記事は『エキスパートナース』2024年8月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
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【連載まとめ】心電図波形の読み方の要点を解説
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