代表的な不整脈の心電図波形が読めるように、波形の読み方の要点を図解付きでわかりやすく解説!今回は左脚ブロック(LBBB)の波形の読み方を紹介します。

この記事のポイント

●左脚ブロック(LBBB)の波形の見方のポイントがわかる
●左脚ブロック(LBBB)とはどのような状態なのか確認できる

左脚ブロックの特徴とは?

 左脚ブロックではQRS波が延長します。幅は3目盛り以上(0.12秒以上)となります。
 QRS幅が広いということは、心室に伝導障害があります。

図1 左脚ブロックの読み方
左脚ブロックの読み方

 次に、12誘導心電図をみます。
 V1誘導では幅広いS波(QS型)で、V2誘導でも同様の傾向がみられます。V5誘導とV6誘導ではQRS波のRに「分裂型」「結節型」「スラー型」を示します。

図2 左脚ブロックの12誘導心電図
左脚ブロックの12誘導心電図

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●左脚ブロックを見るために必要な「電気軸」とは?

左脚ブロックとはどんな状態?

心臓にはこんなことが起きている1

 右脚を伝わる刺激が左室側に広がるため、右室側から見たV1は波形が陰性になります。

心臓にはこんなことが起きている2

 右心側の収縮後、刺激は左心側にも伝わります。この電気の流れは、通常の道(プルキンエ線維)を通らないため、心筋に到達するまで時間がかかります。
 そのため、左室側から見たV5の波形は、QRS幅が幅広になります。

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