褥瘡・創傷ケアのコツを豊富な症例写真とともに解説。今回は【第4回】の浮腫がとても強いときの症例について、クッションを活用した褥瘡予防について紹介します。
やわらかいクッションで浮腫をある足をサポート
浮腫は組織間質液が増加している状態で、末梢への血流が不足しやくなります。浮腫がある足は、その重さで踵への負担が増します。
クッションの選び方
また、浮腫による皮下組織の厚みがあるために、接触部に圧迫とともにずれが生じやすくなります。 そこで、沈んでも底づきしにくく、やわらかく肌触りのよいクッションを使用します(図1)。中の素材をずらし、厚みを調整しましょう。
図1 厚みのあるクッションの例

足先が伸びると踵が潰れやすくなるため、足底をクッションで支えます。浮腫が増強しないよう、足先が低くなりすぎないように、クッションの厚みや挙上角度などを調整します。
姿勢や下肢の自然な屈曲姿勢を考慮して、10°前後でクッションと組み合わせて調整しています(図2)。
浮腫の原因によって対策が異なるため、医師と情報交換を行いながら実施することが大切です。
この記事は会員限定記事です。