膀胱留置カテーテルが閉塞しやすい場合は、頻繁に交換するべきなのでしょうか。膀胱留置カテーテルの閉塞を防ぐ方法や膀胱留置カテーテルの適応について紹介しながら解説します。

●膀胱留置カテーテルの感染リスク
●膀胱留置カテーテルの閉塞を防ぐ方法
●膀胱留置カテーテルの適応

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Q. 膀胱留置カテーテルが閉塞しやすいとき、頻繁に交換すべき?

ひとこと回答
膀胱留置カテーテルの挿入は感染の機会となるため、定期的かつ頻繁な交換は望ましくありません。輸液などで水分摂取量を増やし、尿量を保つことで、詰まりが改善する可能性があります。
同時に、カテーテルのサイズや材質、あるいは必要性も検討します。

膀胱留置カテーテルの感染リスク

 膀胱留置カテーテルを定期的かつ頻繁に交換することは、感染リスクを高めることになるため望ましくありません。なぜなら、膀胱留置カテーテル留置時の感染経路の1つとして、膀胱留置カテーテルを挿入する際に陰部に付着している微生物を膀胱内に押し込むことになるからです。

 まずは膀胱留置カテーテルが閉塞しないように管理する方法を検討し、カテーテル挿入時には清潔操作を確実に行って感染を防ぎましょう。

膀胱留置カテーテルの閉塞を防ぐ方法

 水分制限のない患者さんであれば、輸液などにより十分な水分を投与し、尿量を確保することで、膀胱留置カテーテルの閉塞を防ぐ可能性があります。

 また、太いサイズのカテーテルを使用することも1つの方法です。ただし、カテーテルが太くなればなるほど患者さんの苦痛は大きくなり、尿道粘膜を損傷する危険性も高くなります。

 カテーテルの材質としては、オールシリコン製のカテーテルはラテックス製のカテーテルに比べ内腔が広く、閉塞が少ないことや、結石が形成されにくいという特徴があります。
 しかし、材質が硬いため尿道粘膜への刺激が強く、患者さんに尿道痛が起こる場合があります1。水分制限があるなどやむをえない場合は、3wayカテーテル(図1)を使用し、持続洗浄を行う方法もあります。

図1 3wayカテーテルの構造

3wayカテーテルの構造

 しかし、3wayカテーテルは管腔が3つになるため内径が細く、閉塞しやすいという欠点もあります。さらに、持続洗浄を行うことにより費用がかかるうえ、清潔管理による洗浄を行わなければ微生物を膀胱内に侵入させることになります。

膀胱留置カテーテルの適応

 膀胱留置カテーテルを留置すること自体が、尿路感染の大きなリスク因子となります。そのため、本当にその患者さんに必要かどうか適応基準(下記参照)に沿って見直し、ほかの方法で代替できないかなどを検討することも重要な感染対策です。

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