ストーマについての「これだけは知っておきたい!」という“基礎のギモン”から、現場から寄せらた“実践的なギモン”までお答えします。今回はパウチを取り替える際、便をこぼさずに交換するコツについて解説します。
この記事は『エキスパートナース』2022年7月号特集を再構成したものです。
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ケアの時間を調整して食直後を避けることが大前提
病院では食事の時間が決められているため、食直後を避けてケアをするというのも難しい場合があるかもしれませんが、なるべく食後2時間以上は空けてケアを計画します。
また、ご自宅では、朝食前や夕食前などの比較的前の食事から時間が空いているタイミングをねらって装具交換するよう指導します。
もう1つは、便はこぼれるものとして準備を行うことです。ウロストミーなどでは、ビニール袋をポリウレタンフィルムやアクリル系テープ(図1)で腹部に貼付して、排泄物を受け取るようにあらかじめ準備しておきます。
図1 腹部にビニール袋を貼付した状態
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