転倒・転落での画像の見るポイント①前提となる知識【第28回】
編集:志水太郎
獨協医科大学総合診療医学講座 主任教授
執筆:髙正圭
横浜新都市脳神経外科病院 脳神経外科
執筆:久保道也
社会福祉法人恩賜財団済生会 富山県済生会富山病院 副院長、脳神経外科主任部長、脳卒中センター長
ワケがあって医師がオーダーしている画像検査。でも、医師は何を想定してどこを見ているの?白黒でなんだかよくわからないけれど、看護にはどう役立つの?
臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。
【第1回】医師が画像をチェックする理由は?
【第2回】自然気胸と胸腔ドレナージ管理での画像の見るポイント①前提となる知識
【第29回】転倒・転落での画像の見るポイント②頭部打撲後に嘔吐がある場合
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【第28回】転倒・転落での画像の見るポイント①前提となる知識
前提となる知識
転倒・転落で多いのは頭部外傷
頭部外傷の受傷機転(いつ、どこで、何によって、どのように受傷したか)は年齢により異なりますが、高齢者は転倒・転落を機転とした頭部外傷の割合が増加します。
加齢に伴い視力・聴力・平衡機能感覚や筋力が低下し、関節疾患や認知症に伴い判断能力が低下するためです。
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この記事の関係者
編集
志水太郎しみずたろう
獨協医科大学総合診療医学講座 主任教授
東京出身。2005年愛媛大学医学部卒業。国内・海外での臨床医としての研鑽を経て、2018年4月より現職。専門は診断学。『おだんご×エリザベスの急変フィジカル(医学書院:2018年刊行)』など看護フィジカル教育にも力を入れている。
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髙正圭こうまさき
横浜新都市脳神経外科病院 脳神経外科
2008年富山医科薬科大学(現:富山大学)医学部卒業。2017年富山県済生会富山病院脳神経外科副医長。2021年より現職。
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久保道也くぼみちや
社会福祉法人恩賜財団済生会 富山県済生会富山病院 副院長、脳神経外科主任部長、脳卒中センター長
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