代表的な不整脈の波形が読めるように、波形の読み方の要点をコンパクトに解説!今回はⅡ度房室ブロック(Ⅱ°AVB)の波形の読み方を紹介します。ウェンケバッハ型(Wenckebach型)、モビッツⅠ型(MobitzⅠ型)、モビッツⅡ型(MobitzⅡ型)の波形を見ていきます。
ウェンケバッハ型(Wenckebach型)/モビッツⅠ型(MobitzⅠ型)(図1)
房室の伝導障害のため、PQ間隔が 1 拍ごとに延長していきます(①)。その後、突然QRS波が脱落します(②)。
図1 ウェンケバッハ型(Wenckebach型)/モビッツⅠ型(MobitzⅠ型)

P波とQRS波の間が、少しずつ離れていってしまう状態です。Ⅰ度と同様、QRS波の形に変化はありません。
基礎疾患がなければ予後は良好
健常若年者の場合は、治療は不要です。基礎疾患のない場合、予後は良好です。ただし、以下の場合はペースメーカー植込みが推奨されています。
●慢性で症状のあるもの
●運動や硫酸アトロピン負荷で伝導が不変もしくは悪化するもの
●徐脈による進行性の心拡大を伴うもの
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