中心静脈(CV)ポートからの輸液が終わった後、ロックに生理食塩液を使用しても問題ないのでしょうか。使用するカテーテルの先端部分の構造に注目して解説します。

Q. CVポートで輸液終了後、ロックは「生理食塩液」を使用していい?

ひとこと回答
CVカテーテル先端には、「オープンエンドタイプ」と「クローズエンドタイプ」の2種類があり、オープンエンドタイプはヘパリン加生理食塩液を用いたフラッシュが必要です。一方、クローズエンドタイプは生理食塩液でよいとされています。

 中心静脈(CV)ポートからの輸液が終了した際のロック方法は、使用しているカテーテル先端部分の構造によって異なります。

オープンエンドカテーテルは「ヘパリンロック」

 「オープンエンド」とは、カテーテルの先端部がそのまま開口しているタイプのことです。この場合は、終了時に血液の逆流による閉塞を防止するために、ヘパリン加生理食塩液10mLポンピングフラッシュ*1しながら陽圧ロックを行います(図1-1)。

 ただし、カテーテル部分がヘパリンでコーティングされている一部の製品は、生理食塩液を使用してよいとされています。

*1【ポンピングフラッシュ】=パルシングフラッシュ。CVポートをロック時、ふつうにフラッシュをしただけでは薬液が流れずにポート内に残る可能性がある場合に行う。圧をかけたり止めたりしながら注入する方法で、ポート内に乱流を発生させるため、より高い洗浄効果が得られる。

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