令和4年。4年ですよ。早いです。ただ時間は平等ですし残酷です。

 そこで、全員にお勧めできませんが、対策をお教えします。時間を圧縮するという方法です。時間は相対的です。逆転の発想が重要です。 

 例えば、仕事終わりに夜に外食をして帰宅するとします。家に着きます。すると、なぜだかそのときはそのままお休みになるのが普通です。そこで休む前に何か1つやるのです。このちょっとがんばって追加してやった成果を0.5相当と考えると、それをしなかったときと比べて1.5倍の成果があったということになります(日中に1の成果をしているとして)。そうすると、同じ時間(仕事終わりで外食して帰宅して休むまでの流れ)を経て、その日最終的に1.5倍のことを成せたと考えられます。

 そこで今度は成果側から考えます。3の成果を成すために普通は3日必要だとして、本来3回必要なシーケンスが2回で済むということになります。そうすると体感としては時間が圧縮された感じになりますよね。これを細かくたくさんつなぎ合わせると、自分だけ長い時間を生きている感覚になり、つまり相対的に時間の進みが遅くなるというわけです。わかりましたか?

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この記事は『エキスパートナース』2022年1月号連載のコラムを再構成したものです。
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