患者さんの体験・心理についての「研究」を原著者に紹介してもらい、臨床で活用したいこころのケアを探ります。
喉頭全摘出術後の失声は患者さんにどう影響する?
喉頭がんの患者さんは、喉頭全摘出術により発声機能の喪失や、呼吸路変更に伴う永久気管孔の造設、さらに嚥下障害や味覚・嗅覚障害など、さまざまな器質的・機能的変化を余儀なくされます。
また、コミュニーションの主体である「声」を失うことで対人関係が阻害され、抑うつや引きこもりなどを引き起こす場合もあり、心身ともに危機的状況にあります。
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