「1年間での受動喫煙の経験」割合が前年度より低下
東京都保健医療局は3月4日、2024年度の受動喫煙対策に関する調査結果を発表しました1。調査は20~70代の都民3,000人を対象とし、受動喫煙に対する意識調査のほか、2020年から全面施行された健康増進法・東京都受動喫煙防止条例の実態調査等が行われました(表)1。
表 「行政機関や病院などでは、屋内禁煙となっていることを知っているか」についての回答

同調査によると、「屋外を含む1年間の受動喫煙の経験」の割合が40.4%となり、前年度の調査より9.1ポイントマイナスの結果となりました1,2。なかでも飲食店での受動喫煙の経験は、前年度より4.3ポイントマイナスで、健康増進法・東京都受動喫煙防止条例による「2人以上の人が利用する施設は原則屋内禁煙」等の効果が考えられます3。
同調査は、都民の意識・要望を把握し今後の受動喫煙防止対策の推進に役立てることを目的として、毎年行われています。
- 1.東京都保健医療局ホームページ:令和6年度「受動喫煙に関する都民の意識調査」結果について.
https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/kensui/kitsuen/sanko/citizen/conclusion06.html(2025.3.20アクセス)
2.東京都保健医療局:令和5年度 受動喫煙に関する都民の意識調査(概要).
https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/kensui/kitsuen/sanko/citizen/files/05tomin_sokuhou.pdf(2025.3.20アクセス)
3.東京都保健医療局ホームページ:受動喫煙対策 ―東京都―.
https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/kensui/tokyo/kangaekata_public.html(2025.3.20アクセス)