「ナースのための美容講座」第2回は、頼れる先輩をめざしてアップデート!メイクやスキンケアのポイントを知れば、もっと自分を好きになって仕事も頑張れそう!手軽にできるテクニックを、ヘアメイク・菊池美香さんに教えてもらいます。

頼れる先輩をめざしてアップデート

 仕事や家事、育児などに追われ、気がつけば長年メイク方法が変わっていない…。そんな人も、ポイントを押さえればメイクをアップデートできます。
 今風メイクにチェンジし、“頼れる先輩”をめざしませんか。

読者モデルAさん
衣装協力:ナガイレーベン株式会社
着用衣装:LX-4082/チュニック Tピンク

After

美容講座2after
抜け感のあるナチュラルメイク。“頼りたくなる先輩”らしく、やわらかでやさしげな印象です
美容講座after-1
美容講座after3

Before

美容講座3before

【Point1】メイクのバージョンアップは眉色チェンジから

 年齢を重ねると、顔色がくすみ青々しくなっていきます。青みを引いて血色感を出すために、アッシュ系や紫系のアイブロウ・眉マスカラを使いましょう。
 赤みがプラスされ、抜け感が出てやわらかい雰囲気に仕上がります。

眉色チェンジ

【Point2】ベースアイテムは新しいものを取り入れて

 テクニックをアップデートさせても、アイテムが古ければその技は生かされません。
 開封してから何年も使い続けているというものは買い替えましょう。特に素肌をカバーするベースメイクのアイテムは、新しいものを。肌への負担も変わってきます。

【Point3】赤アイライナーで自然な仕上がりに

 年齢を重ねると目の色は濁ってきてしまいます。そうした目元のくすみをカバーするには、赤アイライナーがおすすめ。黒アイライナーよりもナチュラルに仕上がります。

 マスカラも合わせてボルドーを選びましょう。顔全体の色味のバランスを重視して。

赤ライナー
まとめ

●眉はアッシュ系や紫系で青みを引き、血色感をプラス
●ベースメイクのアイテムは新しいものに
●赤アイライナーで目元のくすみをカバー

のぞいてみたい、ヘアメイクの世界

 菊池美香さんが仕事を通して感じたこと、メイクをする上で大切にしていることなどを、今回のテーマに合わせて紹介します。ヘアメイクの世界をのぞいてみて。

大人になるほどナチュラルメイクがなじむ理由

 大人になるほどナチュラルメイクがなじむ。ファッション関係から、お堅い職業まで、多くの企業で身だしなみの講師としてメイクを教えるなか、見えてきたことです。

 若いころは未知のことが多く、繰り返しさまざまな方法を試して失敗もしつつ、自分の方法を見つけていく時期です。

 年齢を重ねるほど“自分”が確立していき、ひとつのことを突き詰めた人ほど、それは表情として表れます。仕事において、人生においてとまったく同じことが、メイクでも言えるのです。

 若さとメイクは鎧としての役割が強く、多くのことから守ってくれます。

 大人になるにつれて、鎧は必要なくなっていきます。鎧に代わるものはメンテナンスと、労わる気持ち。だからこそ、スキンケアに力を入れるようシフトしていくのがおすすめです。

 メイクの講師をしていると、管理職クラスの方ほど、華美なメイクを好まない傾向がある印象を受けます。自分らしさが確立すると、華美さを嘘っぽく感じてしまう人が多いのです。

 ただ、メイクで使うカラーはお絵描きとは違います。少しだけコツをお伝えします。

 それは「見えない色選び」です。目で見るとビビットなカラーが、肌色によってはナチュラルに見えます。もともとが複雑な肌の色と混ざり合い、色みが仕上がるからです。
 その色を知れば、ほかはいい意味で適当で大丈夫です。

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