さまざまな人と接する機会の多いナースが、円滑な関係構築のためにできる“ちょっとした言葉選びの工夫”を紹介します。
常に怒っている不機嫌な患者さんには、どう対応する?
表情と感情が一致しているとは限らない
苦虫を噛みつぶしたような、怒っている表情で常に不機嫌な患者さんがいらっしゃいます。看護師は、そうした方にも「回復を妨げる何かがあるのか」を査定し、ケアを行うことが求められます。
患者さんの考えや感情・気分はあくまで看護師が考えた仮説にすぎず、合っているかは患者さんに確認する必要があります。
例えば、「何かお腹立ちでしょうか?」などといったようにです。「さっき電話で家族とけんかして」「いや、別に、僕は普通ですけど」などと患者さんから回答が得られれば正確な理解、共感をすることができます。
病状や状態の変化を見逃さないためには、それらをこまめに言葉で確認していく必要があるでしょう。
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