看護師が日常ケアの延長でできるリハビリテーション“ちょっとリハ”とは?今回は、拘縮患者さんに行いたい、指のストレッチを紹介。テノデーシス・アクションを利用した方法も解説します。
手指の伸展制限患者に行いたいストレッチ
腕・肩と同じく、指のストレッチも重要です。 指が伸ばしにくい場合に手首の角度を変えることで、手指の可動範囲が変わることがあります(図1)。
図1 指の拘縮

●拘縮の強い患者さんのケアにつながる
●手指の可動範囲拡大により、手指のケア向上につながる
テノデーシス・アクション(腱固定効果)という機構を利用して行うと、指が伸びやすい状態となります。つまり、手首を掌屈させると掌側の筋や腱が緩みます(図2、図3)。
図2 「テノデーシス・アクション」を利用した手指のストレッチ
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