脳卒中の終末期③ケアで行いたいこと【非がん患者への緩和ケア:第22回】
編集:関根龍一
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 疼痛・緩和ケア科 部長
執筆:大川薫
医療法人鉄蕉会亀田総合病院 在宅診療科部長、地域医療支援部部長兼務
脳卒中の終末期①入院患者のサイン【非がん患者への緩和ケア:第20回】
脳卒中の終末期②症状・病態の変化【非がん患者への緩和ケア:第21回】
内服困難になった場合には、投与薬剤を見直す
脳卒中の終末期は、機能改善でなく維持をゴールとしながら、つらさに対して積極的に対応していく必要があります。
疼痛(運動機能障害による廃用性筋萎縮・関節拘縮、中枢性疼痛、褥瘡)、痙攣発作、排尿・排便障害、摂食嚥下障害によるむせ、窒息、誤嚥性肺炎、呼吸困難および失語症、構音障害、認知機能低下など、多岐にわたる症状による全人的苦痛に対応します。
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この記事の関係者
編集
関根龍一せきね りゅういち
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 疼痛・緩和ケア科 部長
初期研修後に米国で内科と疼痛・緩和ケアの専門研修を修了し、2007年1月に帰国。以降、現在まで亀田総合病院緩和ケアチーム責任者を務める。目標は、『年齢、疾患によらず全患者に緩和ケアを提供すること(Palliative Care for All)』(鴨川宣言2018)。
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大川薫おおかわかおる
医療法人鉄蕉会亀田総合病院 在宅診療科部長、地域医療支援部部長兼務
1998年福井医科大学卒業。亀田総合病院家庭医診療科、2007年同在宅診療科、2017年より現職。プライマリ・ケアに従事するかたわら、地域包括ケアと災害医療とを結びつけた活動、同僚とともに開発した「もしバナゲームTM」の普及を行っている。
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