脳卒中の終末期①入院患者のサイン【非がん患者への緩和ケア:第20回】
脳卒中の終末期②症状・病態の変化【非がん患者への緩和ケア:第21回】

内服困難になった場合には、投与薬剤を見直す

 脳卒中の終末期は、機能改善でなく維持をゴールとしながら、つらさに対して積極的に対応していく必要があります。

 疼痛(運動機能障害による廃用性筋萎縮・関節拘縮、中枢性疼痛、褥瘡)、痙攣発作、排尿・排便障害、摂食嚥下障害によるむせ、窒息、誤嚥性肺炎、呼吸困難および失語症、構音障害、認知機能低下など、多岐にわたる症状による全人的苦痛に対応します。

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