鎮静を伴う処置後は、病棟での急変に注意が必要です。今回は、多岐にわたる処置鎮静の種類を紹介。注意が必要な鎮静・鎮痛薬による偶発症についても解説します。
処置鎮静の種類
近年、患者さんにとって苦痛の少ない検査や治療を行う方向にあり、特に侵襲的処置の際には“鎮静が必要である”という考え方が浸透してきています
処置鎮静の種類としては多岐にわたります。
処置鎮静の例
<消化器領域>
●内視鏡関連処置
・内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
・内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)
・小腸内視鏡検査
・胃瘻造設術 など
●肝がんに対する経皮的ラジオ波焼灼術 など
<循環器領域>
●心臓カテーテル治療
●経食道心エコー検査 など
上記のような検査で苦痛を最小限にするために処置鎮静が行われる傾向にあるものの、注意が必要です。
処置鎮静の目的
処置鎮静の目的としては、主に以下が挙げられます。
①身体の不快や疼痛を最小にすること
②不安をコントロールし、精神的ダメージを最小にすること
③安全に検査・処置を行うために、行動や体動を抑制すること
処置の際には、適切な鎮静レベルが得られるよう、用いる薬剤の種類や量を考慮する必要があります。上記の目標が達せられれば鎮静のメリットは大きいですが、デメリットとしては鎮静による偶発症もあり、注意が必要です。
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