退院後の生活を視野に入れ、患者さんが1人でできることを増やしていくために実践できる“ちょっとリハ”とは?今回は、朝の訪問時の声かけについて。あいさつを促すことが社会生活の準備につながります。

 声かけ1つ、言葉かけ1つで、患者さんは気持ちが浮き沈みしたり、持てる力を発揮できたりします。
 “お互い気持ちよく生活するため”“患者さんの最大限の力を病棟でも発揮してもらうため”“廃用症候群を予防し、生活力を高めるため”“医療者の介助負担を軽減するため”に、日ごろ行っているケアの際の声かけを見直してみませんか?小さなことですが、それが“ちょっとリハ”につながります。

同室者を互いに認知させ、小さな“社会”形成を仲介する

図1 同室者どうしのあいさつ

図1 同室者どうしのあいさつ
実施すると…

●同室者を互いに認知し、交流することで、社会の一員としての意識が維持される

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