退院後の生活を見据え、患者さんの自立のために実践できる“ちょっとリハ”とは?今回は、患者さんのリハビリ意欲を引き出す、食べやすい道具の選択について解説します。

食べやすい道具を選択してリハへの意欲を増加

 リハといっても、食事の時間までその時間に設定されてしまっては、数少ない入院生活の楽しみである食事が苦痛の時間に変わってしまいます。食べやすい環境を設定することは、リハの前段階になります。

図1 リハの意欲が増す自助具の選択の工夫の一例

リハの意欲が増す自助具の選択の工夫の一例
実施すると…

●不自然な姿勢や努力的な食事ではなく、リラックスした状態で、少しでも食事の時間を楽しむことができるようになれば、入院生活の中でも前向きな気持ちの下地ができてくる

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