日常的に行う末梢留置カテーテルの穿刺や管理について、それらを「なぜ行うのか」を解説。確実な実施のため、根拠とコツをもう1 度おさえましょう!

【第1回】高齢、浮腫や肥満がある患者では「皮膚の伸展」などを行ってから穿刺に移行する
【第9回】抗がん剤以外の血管外漏出時の対応は、「温罨法」ではなく「冷罨法」で行う
「末梢カテーテル」の関連記事はこちら

薬液が滴下しなくなったときに「閉塞」と決めつけず、他の要因も検討する

なぜこうする?

●滴下不良の原因は「患者の体位」「ルートの屈曲」なども考えられ、それぞれに適切な対応が異なるため

閉塞時に確認したい「5つの確認ポイント」

 「薬液が滴下しなくなった=静脈留置針の閉塞」と短絡的に考えることには危険があります。同じように点滴速度をセットしても、さまざまな理由で滴下が速くなったり、遅くなったりすることがあるためです。

この記事は会員限定記事です。