【第1回】アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは?
【第2回】ACP支援のポイント①

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ACPで決定した方針、一度決めたなら絶対守る?

 厚生労働省の『人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン』(改訂 平成30年3月)において、「本人の意思は変化しうるものであり、医療・ケアの方針についての話し合いは繰り返すことが重要である」と強調されています1
 時間経過、心身の状態の変化、医学的評価の変化、生活様式の変化などの患者さんを取り巻く状況の変化とともに移ろいゆく患者さんと家族の気持ちの変化を医療者は理解し、継続的な話し合いの機会をもつことで、患者さんの意思や希望を定期的に更新していくことが重要です。さらに、患者さんの病状の進行に応じて、ACPで話し合う内容を焦点化していきます。

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