過去最多となる67事例の応募のなかから10施設が表彰される

 2023年12月22日、日本看護協会は「看護業務の効率化先進事例アワード2023」の表彰式および事例報告会を開催しました。2023年度は過去最多の67事例の応募が寄せられ、そのうち10施設が受賞しました。事例報告会では、最優秀賞と優秀賞を受賞した6施設と、2019年度のアワードを受賞した施設の事例を参考に、業務効率化に取り組んでいる施設の取り組みが報告されました。

 最優秀賞は「スマートフォンを活用した妊婦への説明と情報提供―業務の効率化と利便性の向上をめざして―」というテーマで聖路加国際病院が受賞し、事例報告会にて同院は、LINEを活用した妊婦への情報提供のシステムの改革方法や、業務時間・経費の削減が得られたしくみなど、具体的な取り組み内容を報告しました。

 同事業は2019年から5年間実施され、今年度が最終年度となります。5年間で276件の応募があり、合計48事例が表彰されました。

 同会では、今後それぞれの医療施設において効率化の取り組みが進むよう、同事業の内容を取りまとめた『看護の業務効率化取組ガイド(仮)』の発行を2024年3月ごろに予定しています。

受賞施設の代表者とアワード選考委員による記念撮影