【第35回】眠れない2歳6か月の患者さんに“睡眠薬を使うこと”の検討を振り返りながら、別角度から、ナースの“思い”について分析します。
事例についてのリフレクション
カンファレンスの主眼は“母親”?“Aくん”?
医療チームで行われるカンファレンスは、そこに参加する医療者が注目している関心事を中心に話題が展開されていきます。
この事例の最初のカンファレンスの焦点は、「眠れない2歳6か月のAくんへの“睡眠薬の使用”」についてでした。これは、Aくんが眠れば付き添いの母親の身体的負担が軽減できるという、“母親”に主眼が置かれたものです。
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