【第1回】不穏・興奮・せん妄などを呈する患者さん[前編]研究から明らかになったこと
【第17回】回復過程における重症外傷患者さん[前編]研究から明らかになったこと
【第19回】パーキンソン病の患者さん[前編]研究から明らかになったこと
回復過程に応じて、コントロール感を維持したり高めたりできるようにかかわる
ケアのポイント
●事故直後は、患者さんが自分の思いを伝えられないことを理解する
●患者さんが自分でできることは、可能な限り自分で行えるよう、忍耐強く見守る
●患者さんが傷つきやすいことを気に留めながら、回復を見守る
患者さんが自分の思いを伝えられないことを理解し、コントロール感を支える
患者さんの社会復帰を妨げているのは、事故の衝撃や、身体の一部または機能の喪失、さらには救命のために行われる侵襲的な治療の体験が引き金となって、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを生じた結果、コントロール感が低下し、病的な恐怖や不安、抑うつが発生するためです。
患者さんが自身のコントロール感を維持したり高めたりするために、看護師ができるケアとして以下が挙げられます。
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