【第1回】ケアを行う際の心構え
【第8回】髪質の変化(変色、縮毛)はいつ始まる?気をつけることは?
「アピアランスケア」の関連記事はこちら

Q. 美容院や理髪店はどうしたらよいですか?染髪やパーマはいつからできますか?

ひとこと回答
量や髪の伸び具合など、患者さん個々の状況に応じて判断しましょう。

ヘアカラーリングは注意点を参考にしながら状況に応じて行う

 ヘアカラーリングは、健常者にとっても髪を傷めたり、頭皮の接触性皮膚炎を生じたりするリスクがあるものです。アナフィラキシーショックのような重篤な副作用の報告もあります。化学療法終了後に発毛し始めた患者さんに対する安全なヘアカラーリングについてのエビデンスはありません。一方で、化学療法を受けたがん患者さんが、ヘアカラーリングによって健常者より重い副作用を生じるといった報告もありません。

この記事は会員限定記事です。