検査・治療の帰室後の急変に注意!今回は脳アンギオ後に安静を保持するための支援方法、圧迫解除後の穿刺部観察、安静解除後のその他の注意点について解説します。

●脳アンギオ後の安静の保持・飲食の開始
●脳アンギオ後の圧迫解除と穿刺部観察
●脳アンギオ後の安静解除とその他の注意点
●脳アンギオ後の安静保持と認知機能・理解度の把握

脳アンギオ後の安静の保持・飲食の開始

安静の保持・飲食の開始

 検査後は下肢(特に穿刺側)の安静が必要です。患者の協力が得られるよう出血や血腫・仮性動脈瘤のリスクについて十分に説明する必要があります。

 また下肢の安静が必要であるからといって、まったく動けないわけではありません。体位変換などは“看護師が介助し、穿刺部の止血が保てれば可能”であることを伝え、看護師がいつでも支援することを伝えることも忘れてはいけません。

 また、帰室後の観察で造影剤の副作用がなければ、数時間で飲食が可能となります。当院のクリニカルパスでは検査1時間後に飲水確認し、検査2時間後から食事が可能です。ベッド上安静中は、おにぎりやパンなどのベッド上でも食べやすい食形態に変更したり、食事の介助を行う必要があります。

 ふだん生活が自立している患者は、食事介助など援助されることに羞恥心を伴うことが多いです。適切な声かけや、抵抗感がないよう環境調整などを行い、十分に配慮することが必要です。

脳アンギオ後の圧迫解除と穿刺部観察

圧迫解除後の穿刺部観察

 圧迫解除時に無理やりエラテックス®などの固定テープを除去すると、表皮剥離やただれなどのスキントラブルになり、患者の苦痛になります。テープ除去剤(剥離剤など)を使用し、皮膚を刺激しないよう、ゆっくり除去していきましょう。

 枕子除去後は、出血、血腫増大・仮性動脈瘤形成の可能性があるため観察を行います。硬結がある場合、マーキングや、必要時メジャーなどを用いて最大周囲径の測定を行い、経時的な変化を観察していきます。

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