日常的に行う末梢留置カテーテルの穿刺や管理について、それらを「なぜ行うのか」を解説。確実な実施のため、根拠とコツをもう1 度おさえましょう!
【第1回】高齢、浮腫や肥満がある患者では「皮膚の伸展」などを行ってから穿刺に移行する
【第5回】ルート確保時の駆血は、「静脈は怒張、動脈は触れる」程度の圧で、1~2分をめやすに行う
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ルートは刺入部と別に固定し、追加補強を行う
なぜこうする?
●ルートが体動で牽引された際、針まで一緒に抜けることを防ぐため
ルートが牽引されたとき、留置針まで抜けてしまうなどの恐れがある
多くの施設において、留置針の刺入部の観察が行いやすいようにフィルムドレッシングで針の固定を行っていると考えます。密着性も高いのですが、このとき末梢静脈ルート部分の固定まで一緒に行っていないでしょうか。
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