合計特殊出生率が8年連続過去最低を更新し、東京都は1.0を下回る

 厚生労働省は6月5日、「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」を公表しました¹。

 同統計によると、令和5年の出生数は前年より4万3,482人減少し72万7,277人、死亡数は6,886人増加し157万5,936人です。出生数を差し引くと1年間で約84.9万人が自然減少したことになります。
 また、「合計特殊出生率」(女性の各年齢別のその年次の出生数の合計を1人の女性が生涯に産む子どもの数とみなしたときの子どもの数)は前年より0.06減少し1.20となり、8年連続過去最低を更新しました²。
 都道府県別にみると、東京都が0.99で最も低く、沖縄県が1.60で最も高い結果となりました()³。
 
 「母の年齢(5歳階級)・出生順位別にみた出生数の年次推移」では、45歳以上のみ増加し、それ以外の年代は減少しています²。

(文献3をもとに作成)
1.厚生労働省ホームページ:令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況.
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/index.html(2024.7.20アクセス)
2.厚生労働省:結果の概要.
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/dl/kekka.pdf(2024.7.20アクセス)
3.厚生労働省:第9表 人口動態総覧(率),都道府県(特別区-指定都市再掲)別.
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/dl/h9.pdf(2024.7.20アクセス)

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