20世紀半ばから現在に至るまで、看護は多くの変化と困難を乗り越えてきました。その中で「書く」という営みを通じて、看護実践の価値を問い続けた川嶋みどり先生が、これまでの経験と想いを綴った言葉を厳選し、一冊の本にまとめたのが『川嶋みどり看護の羅針盤 366の言葉』 (ライフサポート社、2020年)。 

 この連載では、本書に収載された看護の現場や看護職の想いだけでなく、個人としての視点や感性も込められた366の言葉を、毎日1つずつご紹介します。

看護の暗黒時代に
光をもたらしたのが
ナイチンゲール女史である

 看護の暗黒時代に光をもたらしたのがナイチンゲール女史である。彼女は看護の近代化に大きく貢献したのであった。 すなわち、 看護師の医師や牧師からの支配を脱し、徒弟的な見習い制度を、系統的・組織的な学校教育に改めさせたのである。19世紀のことである。

(出典:『看護の自立2 看護婦の労働と仕事』10ページ、勁草書房)

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