【第1回】胸腔ドレーンの使用場面と挿入目的
【第3回】胸腔ドレーンのしくみ①排液室の管理
【第8回】水封のみ(ウォーターシール)で管理するのはどんな場合?
【第10回】呼吸性変動の大きい・小さいは何を示すの?
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胸腔ドレナージに使用される胸腔カテーテル
胸腔ドレナージは、次のような胸腔カテーテルを挿入して、胸腔内の気体や液体の排出を図ります。胸腔ドレナージに用いる胸腔カテーテルは、排気目的では12~16Fr、排液目的では20~28Frが選択されます。
トロッカーカテーテル
●金属製の内套針と外側のチューブから成る。
●排気・排液を目的とする場合はシングルルーメン、胸腔内洗浄を併せて実施する場合はダブルルーメンが選択される。
トロッカー アスピレーション キット
●穿刺の際に必要な用品がキット化された製品。
キーポイント① 胸腔ドレナージは、「重力」と「陰圧」を利用して行う
ここからは胸腔ドレナージのしくみを、「4つのキーポイント」で解説していきます。
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