医療事故につながる可能性のある危険な薬に注意!今回は、カリウム製剤を末梢静脈から投与する方法を解説します。濃度、投与量、投与速度を確認しましょう。
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静注用カリウム製剤を必ず希釈し、十分に混和してから投与します。必ず輸液ポンプを使用して、決められた速度以下でゆっくり投与します1,2。
濃度
●カリウムイオン濃度として、40mEq/L(20mEq/500mL)以下に必ず希釈する3。
●十分に混和したあとに投与投与する。
投与量
●カリウムイオンとして、1日100mEqを超えないようにする。
※カリウム製剤は補液とともにオーダーする。
投与速度
●ゆっくり静脈内に投与する。
●カリウムイオンとして20mEq/時を超えないようにする(輸液ポンプを使用)する3。
実際の投与方法
●輸液中に含まれるカリウムイオン量(表1)を考慮する。
●輸液製剤に静注用カリウム製剤を追加する際にも表1を参照する。
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