【第1回】「不治の病」から「治せる病気」へ
【第7回】発熱性好中球減少症(FN)の血液培養・胸部X線撮影のポイント
【第9回】感染予防のための患者ヘルスケアと看護師の行う清潔ケア②
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患者さん自身にセルフケアを習得してもらうことが大切
血液がんで入院する患者さんの治療は、化学療法、放射線療法、造血幹細胞移植*1が主となります。
化学療法では複数の薬剤を組み合わせた治療が行われ、治療によっては、副作用で好中球の著しい低下があるため、日常生活のなかで患者さん自身に感染予防行動の習得をしてもらうことがとても大切です。
また、造血幹細胞移植を受ける患者さんは、大量化学療法と全身放射線療法を併せて行います。感染予防行動に加え、皮膚の保護ケアと清潔保持が必要となります。そのため、患者さん自身がセルフケアを習得していくことが大切です。
セルフケアとは、自分自身をケアすること、自分で世話をする・面倒をみるということです。退院後の生活を見据え、入院中から習慣づけて行えるように取り組むことが重要です。
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