患者自身の介入が成績向上に寄与する可能性を示唆
東京医科大学・金沢大学・京都ノートルダム女子大学は8月30日、共同研究に基づく論文を発表し、毎日の朝食摂取が生殖補助医療(ART)の成績に関連するという研究結果を明らかにしました¹,²。
本研究では、不妊症患者における朝食摂取頻度とART成績との関連が検討されました。その結果、毎日(6、7回/週)朝食を摂取する群は、その他の群と比べてART治療後の生産率が高く、流産率が低いことが明らかになりました²。
この結果を受け、患者およびプレコンセプションケア(将来の妊娠のための健康管理)を考える人々が、自らの行動によってARTの成績改善に寄与できる可能性があるとしています²。
- 1.Ono M,Hayashizaki Y,Orihara S,et al.:Impact of daily breakfast intake on the outcomes of assisted reproductive technology procedures.Nutrition 2024;127:112555.
2.東京医科大学・金沢大学・京都ノートルダム女子大学:毎日の朝食摂取は良好な生殖補助医療の治療成績に貢献する.
https://www.tokyo-med.ac.jp/news/20240830pressrelease.pdf (2024.9.20アクセス)
https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2024/08/20240830_re.pdf(2024.9.20アクセス)
https://www.notredame.ac.jp/nd-admin/wp-content/uploads/2024/08/c749ec69e9678888d4dfd7c262b3ffab.pdf(2024.9.20アクセス)