さまざまな人と接する機会の多いナースが、円滑な関係構築のためにできる“ちょっとした言葉選びの工夫”を紹介します。
【第10回】患者さんから意図した回答をもらうコツ
【最終回】理不尽なクレーム対応のコツ
【ナースのための言い換え辞典】シリーズはこちら
前と言っていることが変わる先輩への対応は?
現場でよく起こる“言った・言わない”論争
「患者さん・患者さん家族との対応」をテーマに言い換え方をお伝えしてきましたが、今回は特別編として、看護師がよく遭遇する“スタッフ間での言い換え”についてご紹介します。
「片づけはすぐするように言ったよね」「片づけはいいから薬の確認を早くやって」など、状況により優先順位が変わることは多々あるとはいえ、頻回に指摘内容の変わる上司や先輩に振り回されることがあると思います。
その際に、「△△はいいんですか?」「この前は△△と言われていましたよね?」と尋ねると、言われた相手は、「批判された」「この前と違う状況なのがわからないのか」などと腹を立て、“言った言わない”の議論へ発展しかねません。
人によって言うことが違う
この記事は会員限定記事です。