ワケがあって医師がオーダーしている画像検査。でも、医師は何を想定してどこを見ているの?白黒でなんだかよくわからないけれど、看護にはどう役立つの?
 臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。

【第1回】医師が画像をチェックする理由は?
【第2回】自然気胸と胸腔ドレナージ管理での画像の見るポイント①前提となる知識
【第15回】術直後での画像の見るポイント①前提となる知識
【第20回】術後管理での画像の見るポイント②呼吸不全から疑う肺水腫
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【第19回】術後管理での画像の見るポイント①前提となる知識

 術後管理で行う画像検査と、その目的を以下に示します。周術期の呼吸器合併症の鑑別に、胸部X線・CTがオーダーされます。

胸部X線検査

  • 術後肺水腫、無気肺、胸水貯留の有無
  • 胸腔ドレーンの位置確認

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