ワケがあって医師がオーダーしている画像検査。臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。第31回は、突然失神して転倒、頭部を強打した場合、急性硬膜下血腫を疑って画像を見る際のポイントについてです。
転倒・転落での画像の着目ポイントは第28回を参照ください。
急性硬膜下血腫を疑って「打撲部に三日月様の血腫」がないか見ている
〈症例〉
●70歳代男性、不整脈の精査加療目的で循環器内科に入院中の患者さん。
●階段を降りている途中に突然失神して前頭部を強打した。
●受傷後より進行する意識障害が出現している。
この患者さんの頭部CT検査(図1)を見てみましょう。診断は左側急性硬膜下血腫と両側前頭葉の脳挫傷です。
図1 急性硬膜下血腫のCT画像
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