血ガス分析は静脈血で行ってもよい?PaCO2や酸塩基平衡、電解質などの評価を取り上げ、看護師が知っておきたいポイントを解説します。
Q. 血ガスは静脈血で採ってもいいの?
ひとこと回答
PaCO2や酸塩基平衡、電解質などの評価は、静脈血でもほぼ変わりません。
血ガス分析でみる主な検査項目
血液ガス分析でみる主な項目は下記の通りです。
●動脈血酸素分圧(PaO2):酸素化を表す
●動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2):換気能を表す
●動脈血酸素飽和度(SaO2)
●カルボキシヘモグロビン(COHb)
正確な呼吸機能を評価したいのであれば、動脈血により血液ガス分析を行わなければ評価できません。
しかし、換気能を表す動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)に関していえば、拡散能が高いため、じつは静脈血であっても動脈血とほぼ変わらない測定値となります。さらに酸素化能を評価するパルスオキシメータと組み合わせれば、酸素化能と換気能がともに評価でき、呼吸機能の把握が可能です。
酸塩基平衡の評価
●pH
●Base excess(BE)
●アクチュアル・バイカーボネイト(HCO3-)
上記のように、酸塩基平衡の評価についても、動脈血とほぼ変わらない数値が静脈血で得られるため、血液ガス分析を静脈血で行っても特に大きな問題とはなりません。
電解質の評価
●ナトリウム濃度(Na+)
●クロライド濃度(Cl–)
●カリウム濃度(K+)
●カルシウム濃度(Ca++)など
電解質の測定値も動脈血とほぼ変わらないものとなるために、血液ガス分析を静脈血で行っても問題にはなりません。
それに加え、測定器が測定した場所の近くにあれば、採取した検体を検査に依頼することなく採取した者が自分で測定でき、しかも迅速に検査結果を得られるため、有用です。
その他の評価
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