がん治療・ケアの最新知識【第13回】がん治療合併症①CTRCD(がん治療関連心機能障害)
編集:向井幹夫
地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター 成人病ドック科 主任部長
執筆:志賀太郎
がん研究会有明病院 院長補佐、腫瘍循環器・循環器内科 部長
がん診療中の循環器関連の問題といえば、以下の2つがまずはおさえておきたい主要な病態になります。
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編集
向井幹夫むかいみきお
地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター 成人病ドック科 主任部長
1984年愛媛大学医学部卒業。2010年大阪府立成人病センター循環器内科主任部長。2017年より大阪国際がんセンター腫瘍循環器科・成人病ドック科主任部長。本邦初の腫瘍循環器外来を立ち上げ、日本腫瘍循環器学会創設に携わる。日本腫瘍循環器学会理事。
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志賀太郎しがたろう
がん研究会有明病院 院長補佐、腫瘍循環器・循環器内科 部長
1999年金沢大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院内科、公立昭和病院内科、榊原記念病院循環器内科でのレジデントを経て、2008年から東京大学循環器内科に勤務。2010年に同科助教。大学病院では主に心不全、心移植などの診療に従事。2013年にがん研究会有明病院に着任。2021年から現職。がん治療関連心筋障害、がん関連血栓症などのがん治療にまつわる循環器的事象について臨床現場で数多く対応してきた。医学博士。日本腫瘍循環器学会評議員、そして広報委員会、編集委員会にかかわる。日本がんサポーティブケア学会Oncology emergency部会員。
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