血ガス検査でpHを最優先で確認する理由とは?アシデミア・アルカレミアの意味もわかりやすく解説!
血ガス検査で特に重要な「pH」に着目!その理由やアシデミア・アルカレミアの意味をわかりやすく解説します。この記事で血ガス検査の理解を深め、看護業務に自信を持ちましょう!
【目次】
なんのために血ガスをとるの?
pHの異常を表す言葉:「アシデミア」と「アルカレミア」
「やり直したいけれど、何から勉強したらいいのかわからない……」
「急に人工呼吸器装着患者をみることになり、勉強しないといけないと思っている……」
そんな動脈血液ガス分析(以下、血ガス)に関する悩みに対して、血ガスのここだけおさえるポイントを長尾先生に解説していただきます!
なんのために血ガスをとるの?
長尾先生 血ガスをみる順番を説明するといいましたが、その前に、医師がなぜ血ガスをとりたいと思うのか、その理由は何かわかりますか?
ナースA えっ……理由??? ちょっとよくわかりません……。
長尾先生 医師が血ガスをとりたい理由は、とにかく「pH」がみたいんです。
ナースA でも、血ガスにはPaCO2とかPaO2とかもありますよね?
長尾先生 ありますね。それらをみたくない、というわけではないですが、「CO2がめちゃくちゃ異常」なだけで人は死ぬわけではありません。でも、pHは違います。人間の体はタンパク質からできていて、生命維持活動は酵素(タンパク質でできている)によっています。pHが正常範囲から外れると、タンパク質が変性し、酵素がはたらかなくなります。
つまりpHが異常になると、生命維持活動ができなくなり、人間は死んでしまいます。pH異常で患者さんが死にそうなのかどうなのか(生命にかかわる問題があるのかないのか)を知りたいんです。
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