ワケがあって”医師がオーダーしている画像検査。でも、医師は何を想定してどこを見ているの?白黒でなんだかよくわからないけれど、看護にはどう役立つの?
 臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。

【第1回】医師が画像をチェックする理由は?
【第46回】背部痛の患者での画像を見るポイント③肺塞栓症の鑑別
「画像」の関連記事はこちら

【第47回】腹痛の患者での画像を見るポイント①前提となる知識

 腹痛は医師が最も嫌がる主訴かもしれません。
 というのも、腹痛の鑑別は多岐に渡るだけでなく(図1)、場合によっては手術になったり、診断エラーができない疾患まで含まれています。なおかつ患者さんの痛みはシビアで、見ているだけでこちらもつらくなってしまいます。

この記事は会員限定記事です。