【第1回】鎮静の合併症
【第11回】事故はどうすると防げる?~検査・処置室で~
【最終回】事故はどうすると防げる?~A(気道)・B(呼吸)・C(循環)の異常への対応~
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検査・処置から帰室後のポイント

1)観察とモニタリングのポイント

 皆さんの病院では、鎮静を伴う検査・処置から帰室した患者さんにどのようなモニタリングを行っているでしょうか?多くの施設ではパルスオキシメータは使用しているのではないかと思います。

 それに加えて、標準的に生体情報モニタに装備されている心電図、自動血圧計の使用頻度が高いと思います。

 鎮静後の患者さんに関しては、上記の標準モニタリングに加えて、呼吸をしていることの観察とモニタリングを行うことが必要です。鎮静の合併症であるA(Airway:気道)、B(Breathing:自発呼吸)、C(Circulation:循環)のうち、問題の起こる頻度が高いのは Airway、つまり上気道閉塞です。頻度が高い合併症に対して観察を強化するのが合理的です。

2)呼吸の観察

 「呼吸ができている」ことを確認するためにはB(Breathing:自発呼吸運動があること)と A(Airway:気道が開通していること)の両方を確認する必要があります。表1のような状態が何を意味しているかを再確認してみましょう。

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