ラウンド時にチェックしたい「急変未満の状態」。急変や重症化を防ぐためには、この状態を見落とさないことが重要です。ルーチン化せず意識的に患者さんをみるためのポイントを解説しています。

第1回:長期予後を悪化させないために!急変未満での対応

〈目次〉
●急変後は長期化しやすく予後が悪い
●急変後のイメージ
●患者さんを守るため“急変未満”を見落とさない

第2回:呼吸の変化で見抜く!急変未満のサイン

〈目次〉
●会話の様子から急変未満を見抜く
●呼吸のパターンから急変未満を見抜く
・努力呼吸の徴候
・呼吸しやすい体位は起座位または側臥位
・呼吸パターンがおかしいときにとりたい体位(例)
●呼吸数で急変未満を見抜く

第3回:脳卒中を急変未満で見抜く!意識障害を防ぐ観察のポイント

〈目次〉
●話しかけて意識状態をチェックし、急変未満を見抜く
・FASTに注意して脳卒中を見逃さない
・脳梗塞を疑ったらすぐにMRIへ
・脳梗塞対応の流れと「DWI-FLAIRミスマッチ」の例
・頸動脈エコーで脳梗塞の危険性を判断
・頸動脈のエコー観察例
●意識障害を招きやすい原因がないか確認して急変未満を見抜く

最終回:ショックの前に!循環異常を急変未満で見抜くには

〈目次〉
●爪・皮膚の色で循環異常を急変未満で見抜く
・CRT(毛細血管再充満時間)でのチェック
・「Mottling score」(斑状皮膚スコア)
・ショックを疑ったら血ガスで“乳酸値”をみる
●胸痛の緊急性を考えて急変未満を見抜く
・心筋梗塞対応の流れ

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