Q. 輸血セット接続時の注意点は?

Answer
●血液が漏れ出す恐れがあるため、輸血バッグは必ず水平に置いた状態で輸血セットを接続する
●専用の輸血セットを用いる

輸血バッグは必ず水平に置いた状態で接続する

 輸血を準備するときには、輸血バッグを点滴スタンドに吊り下げた状態で輸血セットを接続してはいけません。接続作業の際に、輸血バッグ内の血液成分が漏れ出る恐れがあります。

 輸血バッグは必ず処置テーブルの上に水平に置いた状態で、輸血口に輸血セットのプラスチック針を差し込みます(図1)。

 輸血セットの接続時にはプラスチック針の根元までしっかりと差し込むようにしてください。
 差し込むときに少し抵抗感がありますが、ねじ込むようなつもりで、しっかりと差し込んでください。 差し込みが浅いと輸血口とプラスチック針のすき間ができて、そこから血液成分が漏れ出してしまうので注意してください(図1)。

この記事は会員限定記事です。