2024/07/11 会員限定特集記事 血液がんの最新治療・ケア【第2回】患者さんの増加と薬剤の新規薬剤の登場 #がん#薬 編集・執筆:多田雄真大阪国際がんセンター 血液内科 医長 高齢化に伴い、血液がんの患者さんは増加 血液がんは希少なようで、そこまで少ないわけではありません。小児がん(0~14歳)では血液がんが約40%を占め、最も頻度が多いとされる一方で、骨髄異形成症候群などの血液がんは加齢性に増加する特徴があり、わが国の高齢化に伴って血液がんの患者さんはどんどん増加しています(表1)1。 表1 小児・AYA 世代の罹患率が高いがん順位(全がんに占める割合、2009~2011 年) この記事は会員限定記事です。 ログインして全文を読む 新規登録(無料)はこちら 関連タグ #がん#薬 この記事の関係者編集・執筆多田雄真ただ ゆうま大阪国際がんセンター 血液内科 医長 2011年大阪大学医学部医学科卒業、国立病院機構大阪医療センターで初期研修後、同臨床腫瘍科にて血液がん・固形がんに対する化学療法や放射線治療、緩和ケアを研修。2015年大阪府立成人病センター 血液・化学療法(現:大阪国際がんセンター血液内科)、2019年より診療主任。造血幹細胞移植領域の臨床・研究、多職種連携に注力している。 関連記事一覧