【第1回】「不治の病」から「治せる病気」へ
【第3回】免疫療法の免疫チェックポイント阻害剤やCAR-T療法
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高齢化に伴い、血液がんの患者さんは増加

 血液がんは希少なようで、そこまで少ないわけではありません。小児がん(0~14歳)では血液がんが約40%を占め、最も頻度が多いとされる一方で、骨髄異形成症候群などの血液がんは加齢性に増加する特徴があり、わが国の高齢化に伴って血液がんの患者さんはどんどん増加しています(表11

表1 小児・AYA 世代の罹患率が高いがん順位(全がんに占める割合、2009~2011 年)

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