血液がんの最新治療・ケア【第1回】「不治の病」から「治せる病気」へ
抗がん剤曝露による健康への影響とは?
白血病や悪性リンパ腫などの血液がんの治療では、主に抗がん剤を中心とした治療が行われます。
抗がん剤は、がん細胞の分裂を抑えて破壊させ、抗腫瘍効果を期待しますが、一方で正常細胞にも影響をもち、発がん性、催奇形性、生殖毒性、遺伝毒性などの健康被害が報告されています。
血液内科領域では、抗がん剤の大量投与が行われることも多く、用法も皮下注射や髄腔内投与など多岐にわたります。 そのため、多岐にわたる用法で曝露(ばくろ)する機会が多いといえます。抗がん剤を取り扱う看護師はその影響を認識し、抗がん剤への曝露対策の基礎知識を理解して取り扱うことが重要です。
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