意外と“深部体温”が測定できていない!測定時の注意点【バイタルサインの常識:第1回】

 モニター心電図には「心拍数」「心電図波形」が表示され、ベッドサイドで患者さんを看ていなくても、心臓の拍動に異常があれば、アラームが鳴り、異常を知らせてくれます。また、心電図波形を見ればいち早く不整脈の出現に気づくことができ、聴診器で心音を聴かなくても心拍数がわかります。

 このようにモニター心電図では患者さんの重要な情報が継続的に得られますが、モニターに表示される心拍数や心電図波形だけに頼ってはいけない場面もあります。

心臓から拍出される血液が少なくなると、「モニター表示(心拍数)」と「実測値(脈拍数)」に差異が出る

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