呼吸数を1分間うまく実測するには?【バイタルサインの常識:第7回】
編集:川西千恵美
元・国立看護大学校 基礎看護学 看護基礎科学 教授
執筆:山下裕紀
関西医科大学 看護学部 看護学研究科 准教授
イラスト:林ユミ
【第1回】意外と“深部体温”が測定できていない!測定時の注意点
【第6回】「呼吸数は1分間実測する必要がある」のはなぜ?
【第8回】呼吸数が減っていく…身体では何が起こっている?
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患者さんが呼吸を意識することがないようにして測定
肺は、横隔膜や肋間筋などの収縮により、「拡張」と「収縮」をしています。
横隔膜の収縮や外肋間筋の収縮により胸郭は挙上します。胸郭が広がり、胸腔内圧が陰圧になり、肺の拡張が起こり、吸気となります。
吸気のあとは、肺や胸郭の弾性、呼吸筋の弛緩により、呼気となります。胸鎖乳突筋や外・内腹斜筋などの筋も作用します。
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編集
川西千恵美かわにし ちえみ
元・国立看護大学校 基礎看護学 看護基礎科学 教授
高知女子大学卒業後、臨床と教員を経て、北里大学大学院看護学研究科修了。再び、臨床と教員を経て、博士(医学)取得。神戸市看護大学・徳島大学看護技術学教授、2013年~2016年国立看護大学校基礎看護学看護基礎科学教授、2017年~2023年関西福祉大学看護学部教授。
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山下裕紀やました ゆき
関西医科大学 看護学部 看護学研究科 准教授
神戸大学医療技術短期大学部卒業後、臨床と教員を経て、神戸市看護大学大学院看護学研究科博士前期課程修了。再び、臨床と教員を経て、千葉大学大学院看護学研究科博士後期課程修了。同特任教授を経て、2018年4月より現職。
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