退院後の生活を見据え、患者さんの自立のために実践できる“ちょっとリハ”とは?今回は、転倒を予防するための、トイレ周囲の環境設定の工夫を紹介します。
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トイレはふだんの生活において、絶対に他人が入り込まない空間です。ナースやリハスタッフは慣れていても、見られる患者さんは慣れていません。
患者さんが1人で用を足せるような環境(図1)を提供することでストレスは大きく軽減します。
図1 1人で用を足すための環境設定

実施すると…
●自分でトイレに行き、1人で用を足せることは患者の入院生活のストレスを軽減させる
トイレットペーパーを手もとに置き、ズボンの上げ下げのアドバイスを
1)トイレットペーパーに手が届かない場合はもう1つ用意する
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